治験によって死亡した事はありませんか?治験アルバイト情報

治験によって死亡した事はありませんか?

 

治験の死亡事例について考える

私が勤務しているのが第T相臨床試験の業界になりますので、正確には第U相以降の情報はお伝えできませんが、日本国内の第T相臨床試験においては、私が勤務している10数年間の中で耳にした事はありませんでした。

 

ただし、海外の情報では、治験薬を服用した被験者全員がICU(集中治療室)に送られたという事件があります。

 

また、治験を通過した薬であっても、アストラゼネカのイレッサ(抗がん剤)のように、
死亡に繋がる重篤な副作用を持ち合わせている事もあります。

 

(もともと薬剤が抗がん剤で、使用している患者さんにそれなりの基礎疾患がありましたし、
ある程度のリスクをはらんだ薬ではありました)

 

 

 

要するに、国内の臨床第一相試験では死亡事例は見受けられませんが、
やはり薬を飲む限りは、何がおこるかわからないという事になります。

 

第T相臨床試験においては、低容量(例えば、臨床容量の10分の1とか)
から慎重に投薬を行っていきますので、死亡に至ることは皆無ではないかとは思っています。
(特に日本は安全性重視ですので。そのおかげで開発も遅いんですが)

 

しかし、それでもなお生命を脅かすような
重篤な副作用(例えばアナフィラキシーショックなど)に見舞われる可能性、
死亡に至る可能性はやはり完全には否定できないんですね。

 

私なら絶対に参加しない治験情報

 

健康成人に飲ませていいのか疑問になる治験薬

治験に参加する際には、薬の説明をしっかり受けて、十分理解したうえで参加する事が重要です。

 

しかし、実際のところは薬の説明しっかり聞いたとしても十分理解するのは難しいと思います。

 

そこで医療従事者の中で、
この治験には参加したくないと噂された情報をいくつか掲載しておきますので、
これから治験に参加を考えている方は参考にしてみて下さい。

 

私なら絶対に参加しない治験
  • タンパク製剤

    抗原を提示する部分を削除したタンパク質。花粉症の治療薬などに開発されています。タンパク製剤は呼び名の通りタンパク質でつくられています。分子量が大きい為に抗体が作られやすく、薬剤のアレルギー(アナフィラキシー)の確率が他の製剤にくらべて高い。

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  • GCSF

    血液成分を強引に増やす薬。白血病の治療などに用いられます。骨髄から強制的に血液成分が押し出されるため、腰痛などの副作用がある。血液内科の専門医が、治験だからといって健常人に投薬するような薬ではないと話していた。

 

判断が難しいかもしれませんが、
同じような薬を今後使用する場合に、申告を必要とするような治験には
参加しない方が無難だと考えてもらえればよいかと思います。

 

 

 

これらはほとんどの場合、飲み薬や注射剤によって発現します。

 

より安全にモニターへ参加したい場合には、
コスメ系などの皮膚に塗るタイプのモニターに参加するのが良いかもしれませんね。