治験が高額アルバイトと言われる理由
治験は危険だから高額の費用が渡される、危険な薬ほど協力費が高額であると勘違いされている方がいらっしゃいますが、それは大きなあやまりです。
治験の協力費は、あくまでも拘束されている時間や来院回数で計算されています。
例えば、肝炎の治療薬であるインターフェロン
(ほぼ間違いなく高熱の副作用)を一週間投薬する治験であったとしても、
サロンパスを一ヶ月貼る治験の方が三倍以上協力費が高額であったりするんです。
まずは、下に実例をいくつかあげてみましたので確認してみましょう。
協力費の実例
- 3泊4日×2回=110000円
- 4泊5日×2回=150000円
- 10泊11日+通院2回=230000円
協力費は、各施設によって計算方法が異なりますが、
大雑把な感じではこのような計算式です。
協力費の計算式
- 拘束されている時間×800円+通院回数×3000円
特に普通のアルバイトと変わらない時給で計算されているのがお分かり頂けるかと思います。
この概念が理解できれば、
裏バイトや高額アルバイトではな事が分かるかって頂けるかと思います。
では、何故最終的これだけの高額な協力費が支払われるのでしょう?
それは、入院している時間の全をアルバイトしている時間とカウントされているからなのです。
寝ていても、テレビを見ていても、お風呂に入っていても全てアルバイト実施中です。
すなわち、一日入院すれば、24時間アルバイトをしているのです。
計算してみるとわかりますが、1日で2万円くらいとなります。
まとめると、アルバイトの時給は普通ですが、
拘束されている時間全てに協力費が支払われるので、高額に見えてしまうという結果です。
危ない、危険という理由で高額な協力費が支払われている訳ではないのです。