バイオマーカー|治験アルバイト情報

バイオマーカー

 

バイオマーカーとは、特定の病状や生態の状態の指標を示す生体内物資の総称で、
一般的には血液中のたんぱく質などを指します。

 

NIHでは、1998年に通常の生物学的過程、
病理学的過程もしくは治療に対する薬理学的な反応の指標として、
客観的に測定でき評価されるものと定義されました。

 

医薬品開発にもバイオマーカーは利用されていて、
副作用が自覚症状として現れる前のスクリーニング検査として行われるものもあります。

 

 

 

肝機能検査ではAST/ALTやビリルビン、ALP等、
腎機能の検査では血清クレアチニンやクレアチニンクリアランスなどがあります。

 

その他には、心筋梗塞の指標としてCK-MBやトロポニンなどの測定も用いられ、
骨疾患には骨に特異的なアルカリ性ホスファターゼの測定も行われます。

 

治療を開始する前にバイオマーカーを測定することで、迅速な診断に役立てることができ、
治療中に測定することで副作用の発現を最小限に抑えることに役立ちます。